英語で電話のかけ方ととり方のコツと知ってると便利なフレーズはこれ

ビジネス

まず質問です。

英語で電話をするというのは簡単ですか?

皆さんのなかには

「ムリ!だって相手の顔が見えないから」とか

「心の準備なしに突然かかってくるからムリ」

と思う人が多いかも知れません。

確かに相手の表情がわからないから難しいということはあるかも知れませんが、

逆に声に集中できるからやさしいという意見もあります。

ここでちょっと視点を変えてください。

電話は、相手とあなたが一対一で、相手はあなたがだけにかかりきりになることが約束された、英語を話すには理想的とも言える状況だということを思い出してください。

電話ならではの表現を少し知っているだけで、心の余裕ができてうんと楽に会話が進みますよ。

英語で電話をかける時知ってると便利なフレーズ

電話をかける時、まず何と言いますか?

“Hello, This is Kenji Yamada speaking. Can I talk to David Smith?”

多分、学校ではこのように習ったと思います。

でもこれはあまり実践的ではありませんね。
まず、最近は携帯やダイレクトラインで誰か他の人が取るということはあまりないので、このまま使うケースはあまりありません。

ではどのように話せばいいのでしょうか?
まず、ダイレクトラインで知っている相手が出ると予想される場合

“Hi, it’s Ken.”

これでOK。

おそらく相手も

“Hi,Kenji. How are you?”

などと答えてくるに違いありません。

ここでポイントはまず

“This is Kenji.ではなく、“It’s Kenji

という点です。

もちろん学校で習ったように”This is “と言っても問題はありません。でも”It’s Kenji.”の方が発音もしやすいし、簡単でしょ?

とにかく、一番重要なのは、電話で自分の名前を言う時に

”I am kenji.”とは言わないという点です。

もう一つ、本人が出ず、取り次いでもらいたいときの表現
皆さんが知っているのは

“Can I talk to David?” や “May I speak to Maria?”

ですね。

これらも正しいですし問題ないのですが、 もっとかっこいいフレーズがあります。

”Can you put me through David?”

直訳すると「私をDavidに繋げてもらえますか?」とでもいうのでしょうか。

この”Can you put me through 相手?” は会社だけでなく、ホテルでフロントに電話をかけて、レストランやベルボーイなど別の人に繋いで欲しい時などにも使えます。

便利でかっこいいフレーズなので、是非覚えて使ってみてください。

ちょっと英語がうまくなった気になれますよ。

こうやって相手とつながっても、電話では相手の顔が見えないので何を言っているかわからないから苦手。という人も多いかもしれません。

でも電話の相手はあなたに100%集中してくれています。そうでなければ電話には出ません。それを忘れずに、とにかく堂々と、自信を持っていきましょう!!

 

英語で電話 相手の言っていることがわからない時

相手が何を言っているか全然わからないときがありますね。相当英語が得意な人でも、各国のアクセントが強い人に当たると本当にまったくと言っていいほどわからなくなることがありますよね。
例えば商品やサービスのコールセンター等に電話すると、まず相手のオペレーターがいきなり、会社名と自分の名前、そしてMay I help you?などと早口でまくしたてられるので、私たち日本人はその時点で完全に戦意喪失状態で頭が真っ白になってしましますね。特に名前は日本人の不得意科目です。そもそも日本人の知っている欧米人の名前が少なく、また正しいアクセント(発音)では覚えていないということが原因です。
例えばDavid
「デービッド」と覚えていると、相手に「デイヴィッド」と言われると、自分の頭の中で「デイヴィッド=名前」が浮かばずに何を言っているのかわからなくなってしまうのです。
ではどうするか?
簡単です。
無視します。
相手は会社名の次、”May I help you?”の前には自分の名前を言うことだけを覚えておいてください。その名前はとりあえずどーでもいい情報です。こうやって割り切ることで、自分が言いたいことへの心の準備ができます。

もうひとつ日本人がドキドキするのは、 May I help you? と言われた後に何と言っていいのかわからなくなる点です。
日本人はみんな”May I help you?”というフレーズを知っています。そしてその瞬間頭の中で
「どうしよう疑問文だ。
自分に聞かれてるよね。
何か答えないとまずいよね。
どうしよう、いきなり準備しておいた言いたいことを話し始めてもいいのかなあ。なんかカッコ悪いよね。」
などと考えて、思考が停止してしまいます。

ここでテクニック。
”May I help you?”と聞こえたら

とりあえず”Yes, please”

と言ってしまいましょう。

これで自分に投げられたボールはとにかく投げ返したことになります。
そして落ち着いて自分の要件を(準備しておいた)話しましょう。

それでも、自分の言いたいことを話しても、相手が何を言っているのかわからず、そこでまたまた思考停止するということもあるでしょう。

そんな時はあわてずに、とにかく自分の言いたいことを話すことに集中して、相手からYes またはNoといった簡単な答えが引き出せるまで頑張りましょう

例えば、レストランに予約の電話をした時、日時と人数を伝えて、相手が何か言っているけどわからないというとき、どうしますか。

これも簡単です。

無視してもう一度、日時、人数を繰り返して、”OK?”とでも聞いてみてください。

相手がYesと言えばそれでその電話の目的は達成されています。

もしNoと聞こえればなにか問題があるということですので、ちょっと真剣に聞かないといけないですね。

でも、もしNoであれば、あなたがその時間に来られるとそのレストランが困るわけですから、相手はあなたにNoであることをかなり辛抱強く説明してくれるはずです。

こっちが有利な立場になると言うことですね。

英語で電話かかってきた時に知っていると便利なこと

最近は携帯電話が普及しているので、海外からでも直接携帯に電話がかかって来るようになりました。

携帯電話は、住所録にある相手なら名前が表示されるので、心の準備をしてから電話に出ることができます。

そうでなくても、相手の電話番号が出るので、海外から電話は、国内の”0”から始まる電話番号とは違う、見慣れない数字から始まっているので、見分けがつきます。

海外からの電話の場合、電話番号の最初の1桁、2桁または3桁の国番号を見ればどこの国からかかってきたのかがわかります。

代表的な国番号は以下の通りです。

1 アメリカ
852 香港
82 中国
65 シンガポール
66 タイ
82 韓国
61 オーストラリア
44 イギリス
49 ドイツ

全部覚えていなくても、“1”はアメリカ“4”または”3″で始まる場合はヨーロッパ“6”または”8″から始まっている場合はアジアかオーストラリア、というくらいはおおよそ見当がつきます。

携帯の表示で海外からの電話だと分かった上で、一度深呼吸をしてから通話ボタンを押します。

あなた:Hello

相手:Hi, Kenji?

というようなやり取りから始まると思います。

相手がどんなフレーズを使って話すかはわからないので、ここからは

電話はいつもマンツーマンであること。
相手はあなたに用事があって電話をかけてきたのですから、あなたに要件を分かってもらう責任は相手にあること。

この二つをよく頭に入れて、

「あなたが悪いのではなく、わかるように話さない相手が悪い」

というくらいに考えて、背伸びすることなく、集中して電話に対応しましょう。

きっと今までよりもうまくコミュニケーションできたと感じることができると思います。

 

英語での電話応対 知ってると便利なコツのまとめ

英語での電話の応対のコツをまとめておきますね。
This is Kenji. でなく、It’s Kenji.
Can I talk to Maria? ではなく Can you put me through Maria?
相手は会社名+自分の名前+May I help you?と言うので、そこまでは聞き取れなくてもOK。次の準備に集中。
May I help you?というボールを投げられたら、とりあえずYes, please. と言って投げ返し、心のゆとりを作る。
相手の言うことがわからなくなったら、とにかく自分の言いたいことを言う。そしてYes or Noの答えを引き出す。

実はこのテクニックは英語での会議でも使えるのですが、その話はまた別の機会に。

 

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